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2012/02/21
2012/02/03
フィルムスキャンのやり直し(1) 三俣蓮華岳
相変わらずネタがないし、昔作ったホームページはプロバイダ引越しの際に消えたままになっているので、ここで紹介していくことにしました。
第1回は三俣蓮華岳。
HPの記録はこちら↓このころはまめに記録してましたねえ・・・(HP内の写真は省略)
花満開の三俣蓮華岳<北アルプス・岐阜県>(2000/8/11-12)
黒部五郎岳まで行く予定が、三俣蓮華岳になってしまいました。 花満開で素晴らしい眺めでした。
東海北陸道が多少北に伸びたので、高山まで近くなった。10月にはさらに伸びるようだが、いつもながらガラガラの道。我々は助かるが、はたして必要な道かどうか、、、、
11日朝、新穂高の登山客用駐車場はすでに満車。ちょうど帰っていく車があったので運良く停めることができた。天気はイマイチ。晴れといえば晴れかもしれないが、雲が多い。
準備を整え出発。左俣林道は相変わらず暑い。時折岩の間から涼しい風が流れてくるのがせめてもの救いだ。雲が多くてちょうど良かったかもしれない。今年の3月にも大規模な雪崩があったという穴毛谷の崩落現場はいつ見ても恐ろしい。いくら砂防ダムを造ってもあっと言う間に埋もれてしまいそうだ。
ワサビ平をすぎ、小池新道の登山口に来ると、いきなり雪渓が残っている。雪渓上は危険なので、沢を渡り雪渓を巻いて登っていく。ごろごろとした岩の積み重なった道。私には結構向いているのかもしれない。快調に登っていく。
1時間ほどで秩父谷。同行T氏は2年ぶりの登山のため、疲れが見え始めている。暑いので水浴びでもしたい気分だが、冷たくて凍えそう。この先しばらく行くと日を遮るものは無く、さらに暑い登りとなる。振り向くと焼岳が徐々に同じ高さになっていくのがわかる。
数年前、7月に来たときはシシウドヶ原をすぎたところに水があったのだが、今回は涸れていた。このあたりの水をあてにしたのは失敗だった。このあたり、ちらほらとニッコウキスゲが見られる。 鏡平到着。槍は望むべくもなく、雲の中に覆われている。今回初めてかき氷を頼んでみる。。。非常にうま~い!!1杯500円の価値は十分あり。日差しが弱いとちょっと寒くなるので、後でホットコーヒーでも飲めば完璧(^^;
鏡平付近から花が徐々に増えてくる。コバイケイソウ満開の場所はちょっと臭い。稜線に近づくにつれてさらに花が増えてくる。夏の始めの花からちょっと遅い時期の花まで色々咲いているのは見事。
稜線に出てきたあたりはハクサンイチゲやシナノキンバイなどの花が鮮やか。みな楽しそうに休憩している。天気は相変わらずだが、夕立が降る前に小屋にたどり着けそうだ。 この先は稜線の花を楽しみながら、のんびり歩いていく。
双六池あたりも色とりどりの花、テントも色とりどり。小屋も結構な人だが2畳に3人程度の場所は確保。今回はケチって素泊まり。外で飯を作ろうと思ったら雨が降ってきた。あわてて炊事場へ避難。今晩の食事はα米の赤飯とラーメン。相変わらず貧相な食事だこと(^^; そういえば双六小屋の飯は食ったことがないなあ、、、昼間にカレーは食ったことあるけど。
部屋でゴロゴロしているうちに雨も止み、大きな虹が見られた。明日も良い天気だろう。と思っていたら、天気予報では台風が急接近とか、、、明日以降が心配だ。
12日、快晴。昨日の残りの赤飯を食べてから出発。いきなりの急な登りがきつい。登るにつれて、槍穂高などの姿が見えてくる。南に見えているのは乗鞍だろうか。東の低空は雲。日の出はたいしたことなかった。三俣蓮華へは巻き道を選択。楽なコースと思いきや、せっかく登ったのにまたカールの底まで下り、また登り。後から考えると中道のほうが楽だったのでは?という気がする。このあたり白っぽい花が多い。カールの中はゴロゴロと大きな岩が転がっている。黒部五郎のカールはもっと規模が大きいのだろうか。もう行く気が無くなってしまっているので、のんびり歩く。
カールの中をゆるやかに高度を上げていく。歩いているよりも止まって花を見ている時間のほうが長いくらい。やがて三俣山荘への分岐地点。ここから一気に三俣蓮華岳へ登る。この斜面がまた素晴らしい。もたもたしている間にだんだんガスが湧いてきた。
三俣蓮華岳山頂は広々として気持ちがよい。北側のほうは良い天気。立山、剱も良く見える。雲ノ平も花が満開だろう。2年前に素晴らしい展望を見せてくれた水晶岳も立派な姿を見せている。南のほうはガスがでてきた。乗鞍あたりはもう見えなくなっているが、槍穂高や笠ヶ岳はなんとか見えている。西に見える黒部五郎岳はまだ遠い。五郎平までの下りを見ると、今日往復するのはやはり止めておこうという気になってしまった。
帰りは稜線上の道。ちょっと下って、一登りで丸山。このあたりは日当たりが良いためか、花はもう終わりかけ。それでも三俣蓮華岳よりさらに広々とした山頂付近は非常に気持ちがよい。
丸山を下り、双六岳との鞍部に降りる。双六岳からの展望はもはや期待できないので、中道を戻る。この道も花が多く、のんびりと歩ける道だ。
双六小屋に戻って昼食。雲は多くなっているが、たいした崩れかたではなさそう。とはいえ、頭の中には台風のことが引っかかっており、もう降りようかという気になってしまう。そうと決まればさっさと下ろう。昨日来た道をどんどん下っていく。今日は登ってくる人が多い。それもテントを担いだ人が結構多い。今日の双六池付近もテントの花が満開か。
鏡平まで下り、またもやかき氷。しばらくすると槍にかかっていた雲がとれてきた。ありゃりゃ?! 晴れてきたぞと思いつつも、もう気持ちは下山。どんどん登ってくる登山者を横目に下っていく。今日の登りは昨日より暑そうだ。
あとは黙々と下るのみ。林道まで出てきてホッと一息。ここからの林道がまた長い。緩やかな下りを重力に頼ってヨタヨタと下っていく。もう6時近いが、まだ登ってくる人がいる。ワサビ平で泊まるのだろう。たしかにワサビ平で一泊すれば、移動日も次の日も楽かもしれないが、どうも貧乏性で気の早い私にはそういう日程は組めないんやなあ、、、、
結局台風は東にそれていったみたい。あと1泊しとけば良かった、、、、
【データ】
山名:三俣蓮華岳(2841m)
日程:2000/8/11(金)-12(土)
天候:11日 晴れ一時雨、12日 晴れ
コースタイム(上のほうは止まっている時間が長いのであてにしないでください):
11日
8:30 新穂高温泉 = 9:40 ワサビ平 = 10:40 秩父沢 = 11:40-50 涸れた沢 = 12:10 大ノマ分岐付近 = 13:10-13:40? 鏡平 = 14:50?-15:05 弓折分岐 = 16:15 双六小屋
12日
4:50 双六小屋 = 7:40-8:15 三俣蓮華岳 = 10:50-11:30 双六小屋 = 12:40?-50? 弓折分岐 = 13:30?-14:00? 鏡平 = 14:35?-40? 大ノマ分岐付近 = 15:20?-15:40? 秩父沢手前の沢 = ??:??-??:?? 登山口付近 = 17:10? ワサビ平 = 18:30? 新穂高温泉
第1回は三俣蓮華岳。
HPの記録はこちら↓このころはまめに記録してましたねえ・・・(HP内の写真は省略)
花満開の三俣蓮華岳<北アルプス・岐阜県>(2000/8/11-12)
黒部五郎岳まで行く予定が、三俣蓮華岳になってしまいました。 花満開で素晴らしい眺めでした。
東海北陸道が多少北に伸びたので、高山まで近くなった。10月にはさらに伸びるようだが、いつもながらガラガラの道。我々は助かるが、はたして必要な道かどうか、、、、
11日朝、新穂高の登山客用駐車場はすでに満車。ちょうど帰っていく車があったので運良く停めることができた。天気はイマイチ。晴れといえば晴れかもしれないが、雲が多い。
準備を整え出発。左俣林道は相変わらず暑い。時折岩の間から涼しい風が流れてくるのがせめてもの救いだ。雲が多くてちょうど良かったかもしれない。今年の3月にも大規模な雪崩があったという穴毛谷の崩落現場はいつ見ても恐ろしい。いくら砂防ダムを造ってもあっと言う間に埋もれてしまいそうだ。
ワサビ平をすぎ、小池新道の登山口に来ると、いきなり雪渓が残っている。雪渓上は危険なので、沢を渡り雪渓を巻いて登っていく。ごろごろとした岩の積み重なった道。私には結構向いているのかもしれない。快調に登っていく。
1時間ほどで秩父谷。同行T氏は2年ぶりの登山のため、疲れが見え始めている。暑いので水浴びでもしたい気分だが、冷たくて凍えそう。この先しばらく行くと日を遮るものは無く、さらに暑い登りとなる。振り向くと焼岳が徐々に同じ高さになっていくのがわかる。
数年前、7月に来たときはシシウドヶ原をすぎたところに水があったのだが、今回は涸れていた。このあたりの水をあてにしたのは失敗だった。このあたり、ちらほらとニッコウキスゲが見られる。 鏡平到着。槍は望むべくもなく、雲の中に覆われている。今回初めてかき氷を頼んでみる。。。非常にうま~い!!1杯500円の価値は十分あり。日差しが弱いとちょっと寒くなるので、後でホットコーヒーでも飲めば完璧(^^;
鏡平付近から花が徐々に増えてくる。コバイケイソウ満開の場所はちょっと臭い。稜線に近づくにつれてさらに花が増えてくる。夏の始めの花からちょっと遅い時期の花まで色々咲いているのは見事。
稜線に出てきたあたりはハクサンイチゲやシナノキンバイなどの花が鮮やか。みな楽しそうに休憩している。天気は相変わらずだが、夕立が降る前に小屋にたどり着けそうだ。 この先は稜線の花を楽しみながら、のんびり歩いていく。
双六池あたりも色とりどりの花、テントも色とりどり。小屋も結構な人だが2畳に3人程度の場所は確保。今回はケチって素泊まり。外で飯を作ろうと思ったら雨が降ってきた。あわてて炊事場へ避難。今晩の食事はα米の赤飯とラーメン。相変わらず貧相な食事だこと(^^; そういえば双六小屋の飯は食ったことがないなあ、、、昼間にカレーは食ったことあるけど。
部屋でゴロゴロしているうちに雨も止み、大きな虹が見られた。明日も良い天気だろう。と思っていたら、天気予報では台風が急接近とか、、、明日以降が心配だ。
12日、快晴。昨日の残りの赤飯を食べてから出発。いきなりの急な登りがきつい。登るにつれて、槍穂高などの姿が見えてくる。南に見えているのは乗鞍だろうか。東の低空は雲。日の出はたいしたことなかった。三俣蓮華へは巻き道を選択。楽なコースと思いきや、せっかく登ったのにまたカールの底まで下り、また登り。後から考えると中道のほうが楽だったのでは?という気がする。このあたり白っぽい花が多い。カールの中はゴロゴロと大きな岩が転がっている。黒部五郎のカールはもっと規模が大きいのだろうか。もう行く気が無くなってしまっているので、のんびり歩く。
カールの中をゆるやかに高度を上げていく。歩いているよりも止まって花を見ている時間のほうが長いくらい。やがて三俣山荘への分岐地点。ここから一気に三俣蓮華岳へ登る。この斜面がまた素晴らしい。もたもたしている間にだんだんガスが湧いてきた。
三俣蓮華岳山頂は広々として気持ちがよい。北側のほうは良い天気。立山、剱も良く見える。雲ノ平も花が満開だろう。2年前に素晴らしい展望を見せてくれた水晶岳も立派な姿を見せている。南のほうはガスがでてきた。乗鞍あたりはもう見えなくなっているが、槍穂高や笠ヶ岳はなんとか見えている。西に見える黒部五郎岳はまだ遠い。五郎平までの下りを見ると、今日往復するのはやはり止めておこうという気になってしまった。
帰りは稜線上の道。ちょっと下って、一登りで丸山。このあたりは日当たりが良いためか、花はもう終わりかけ。それでも三俣蓮華岳よりさらに広々とした山頂付近は非常に気持ちがよい。
丸山を下り、双六岳との鞍部に降りる。双六岳からの展望はもはや期待できないので、中道を戻る。この道も花が多く、のんびりと歩ける道だ。
双六小屋に戻って昼食。雲は多くなっているが、たいした崩れかたではなさそう。とはいえ、頭の中には台風のことが引っかかっており、もう降りようかという気になってしまう。そうと決まればさっさと下ろう。昨日来た道をどんどん下っていく。今日は登ってくる人が多い。それもテントを担いだ人が結構多い。今日の双六池付近もテントの花が満開か。
鏡平まで下り、またもやかき氷。しばらくすると槍にかかっていた雲がとれてきた。ありゃりゃ?! 晴れてきたぞと思いつつも、もう気持ちは下山。どんどん登ってくる登山者を横目に下っていく。今日の登りは昨日より暑そうだ。
あとは黙々と下るのみ。林道まで出てきてホッと一息。ここからの林道がまた長い。緩やかな下りを重力に頼ってヨタヨタと下っていく。もう6時近いが、まだ登ってくる人がいる。ワサビ平で泊まるのだろう。たしかにワサビ平で一泊すれば、移動日も次の日も楽かもしれないが、どうも貧乏性で気の早い私にはそういう日程は組めないんやなあ、、、、
結局台風は東にそれていったみたい。あと1泊しとけば良かった、、、、
【データ】
山名:三俣蓮華岳(2841m)
日程:2000/8/11(金)-12(土)
天候:11日 晴れ一時雨、12日 晴れ
コースタイム(上のほうは止まっている時間が長いのであてにしないでください):
11日
8:30 新穂高温泉 = 9:40 ワサビ平 = 10:40 秩父沢 = 11:40-50 涸れた沢 = 12:10 大ノマ分岐付近 = 13:10-13:40? 鏡平 = 14:50?-15:05 弓折分岐 = 16:15 双六小屋
12日
4:50 双六小屋 = 7:40-8:15 三俣蓮華岳 = 10:50-11:30 双六小屋 = 12:40?-50? 弓折分岐 = 13:30?-14:00? 鏡平 = 14:35?-40? 大ノマ分岐付近 = 15:20?-15:40? 秩父沢手前の沢 = ??:??-??:?? 登山口付近 = 17:10? ワサビ平 = 18:30? 新穂高温泉
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